企業の業績が悪化することで、下落

企業の業績が悪化することにも、きちんとした要因があります

景気が関係しています

株,株式,投資,デメリット,損失,景気,デフレ株価は日本経済が成長しているときは大幅に上がり、低迷すると大幅に下がります。これは、企業の株価の価格を作り上げているのは、企業利益であり、その増減によって株価が動くからです。

当然ですが景気が良くなれば企業は大きな利益を出せますし、株価は上がりますよね。しかし逆に不景気になると業績は落ち込み、その企業の株の売買で儲けようと考えていた投資家たちが、見切りをつけて売りに出します。

するとどんどん会社は出資してくれる人を失い、元気がなくなっていって、さらに業績が悪くなっていくという悪循環をもたらすのです。

金利が関係しています

企業の借入金(借金)が多い場合、金利が高くなると、利息の負担が大きくなり、運営が圧迫されます。生産業を行なっている企業などは、設備への投資を少なくしたり中止したりしなければいけなくなり、生産量が大きく減ることになるでしょう。

生産量が減るということは、当然売り上げや利益も少なくなることを意味しますよね。すると株価は下がるのです。

円高が関係しています

例えば、日本で300円の価値がある商品を、海外に輸出して販売しようとしたとき、1ドル150円のときに売れば2ドルで売ることが出来ますが、1ドル100円の円高のときに売ると、消費者たちは3ドル支払わなければその商品が買えないわけです。

すると、海外では「この前まで2ドルで買えた商品が、3ドルに値上がりしたならいらないわ」となり、商品が消費されなくなります。結果、輸出量が減る。生産量が減る。売り上げが減り、株価が下がるという仕組みです。

株式投資に為替レートは関係ないと考えている方も多いかもしれませんが、大きな間違いです。株は経済状況に簡単に左右されますから、円高のときは株価が値下がりすることを、どうかお忘れなく。